フィクションノンフィクション 49-3




 

              
  単身赴任(3)
 

 ベビープレイの店へ来るときに少し大きめのズボンにはき変えてきていたのですが、その前の紙オムツ1

枚だけの時と違って布オシメを10枚も当てていると流石にお尻が膨らんでいるように思いました。でもママ

が心配しなくてもまさか誰も大の大人がオシメを当ててるなんて思わないから大丈夫よと言われて、そんな

ものかなと思いながらオムツを当てたままで店を出ました。

 初めての赤ちゃんプレイの経験でした。

 店を出ると、外はもう暗くその暗さが僕の大きなお尻を隠してくれているようでいささか大胆な気持ちで駅

まで歩いて行きました。でも、当然駅に近づけばお店も多くなり明るくなってきます。

 それでもママのまさか大の大人がオムツを当てて街中を歩いているなんて誰も考えもしないから大丈夫よ

と言う言葉を思いだしながら、貸しロッカーからスーツを入れたバッグを取りだすと自動券売機に向かいまし

た。

 もう帰宅ラッシュの時間は過ぎたみたいで駅から出てくる人も少なくなっており、ちょっと安心しながら改札

口を通ってホームへ上がりました。

 そしてその後直にやってきた普通電車に乗りこんだのですが、車内は空いていて楽に座れました。次のそ

の又次の途中駅でその普通電車が急行待ちをしたときにそのままその普通電車で座って帰れば良いの

に、少しでも早く帰ろうとその駅で急行に乗り換えたため僕はその後すごく恥かしい思いをしてしまったんで

す。

 と言うのは乗りこんだその急行電車は少し込んでいたのです。それで勿論座れないのでと言っても座って

いる人の前でたくさんのオシメで膨らんだお尻のままで吊り輪に掴まって立っている程の勇気は勿論無かっ

たので、ドアの近くに立っていたんです。

 僕が降りる駅は急行ですぐ次の停車駅だったのですが、もう少しで駅に付くと言う時電車が急ブレーキと

言う程でも無い程度にちょっとブレーキが掛かったのです。僕はもともとたくさん当てられたオシメの為に足

を少し開き気味だったので直に両足に力を入れてふんばったのですが、ちょうど人1人分はなれた所にいた

中年のおばさんが電車の急ブレーキで僕の方によろけてきたと言うかほとんどこけそうになって、その途端

に恐らく僕の腰に掴まろうとしたと思うのです。僕の方はそんなおばさんにびっくりしてと言うか慌てて腰を引

いたためにおばさんは結果的に僕のオシメで大きく膨らんだお尻にそうお尻に当てているオムツカバーに

掴まる格好になってしまったのです。

 おばさんの方は僕のお尻に掴まったおかげで倒れずに済んだために、僕の方に向かってごめんなさいと

謝ってくれていたのですが、流石にズボンの上からとはいえ僕のお尻に厚く当てられたオシメの感触には気

が付いたみたいでした。

 と言うのは僕に向かって一度は謝りながらも、僕のお尻に掴まった自分の両手を自分でもう一度眺めるよ

うにして自分の手の感触が単にズボンとパンツだけの感触ではない他のものを触ってしまった事を思いだし

ていたようだったんです。そしてその手の感触が何であるか分かったようでした。ズボンの下にはパンツで

はなくてオムツカバーで、しかもそのオムツカバーの下は10枚の布オシメがあててあるんですから、子育て

経験のある女性は直に触っただけで分かってしまうのかもしれません。

 ですからそのおばさんは僕の方を見ると、

 「あらっ、オムツ当ててるのね。」

 と言ったのです。おばさんんもびっくりしたと思いますが、僕もびっくりしました。

 僕はそのおばさんのオムツと言う言葉を聞いた途端に、かっと血が頭に上って顔が恐らく一瞬で真っ赤に

なったのが自分でも分かるくらいでした。おばさんのオムツという言葉にその時僕とおばさんの近くにいた人

達の視線がいっせいに僕の方へ注がれたのも分かりました。

 一瞬で僕は羞恥心の為に舞い上がってしまいました。

 ちょうどその時電車が止まってドアが開いたので僕は後も振りかえらずに開いたドアからその場を逃げる

ようにして立ち去りました。誰よりも早くその場を立ち去るために荷物を握りしめながら大慌てで走って行き

ました。

 改札も飛び越えるような感じで走りでてしかし一生懸命に走る僕に又周囲の視線がわずかながらでも集ま

るのに気が付くとどきどきしながらも、自分で平常心、平常心と言い聞かせながら歩くスピードをゆっくりと落

として行きました。

 それで何度か道角を曲がるたびに駅から離れる毎に気持も段段と落ちついてきました。

 それでもオムツを当てている事が知らないおばさんに知られてしまったと言う事がすごく恥かしくて、プレイ

ショップのママが、オムツどうすると聞いてきた時にどうしてオシメを外してもらわなかったのか悔やまれてた

まりませんでした。

 でももうどうし様もありません。出来れば今度2度とあのおばさんとは合わないようにしなくければと言う気

持でいっぱいでした。

 落ちついてくるとでも僕が別に何も悪い事をしている訳でもないと言う事に気が付いて又更に心を落ち着

かせる事が出来ました。確かに大人がオムツを当てていることは恥かしいことかもしれないけど、病気や怪

我で仕方なくオムツを当てている人もいる訳だし、誰もましてあのさっきのおばさんが僕の事をそれこそまさ

か趣味でオムツを当てているなんて事を推測出来るはずも無いと思いました。多分病気の為にオムツを手

放せないと言うように普通の人ならば考えるに違いないと思いました。

 多分ベビープレイのゆかりママの言っていたことも案外そう言う意味だったのかも知れません。

 誰もまさか健康な大人がオムツを当てて歩いているなんて思わないだろうし、もしオムツを当てている事

が分かっても何かの病気だろうとは思ってもそれこそまさか趣味で好きでオムツを当てているなんて絶対に

誰も考えもしないだろうと言う事だったのです。

 こうして考えていると僕ももうかなり普通の状態に落ちついてきたんですけど、今度は急にお腹の調子が

悪くなってきたんです。どうしてか分かりません。ひょっとしてさっきの浣腸の影響がまだ残っていたのかもし

れません。

 急いで帰らないと思い、再び足の動きを早めました。

 所が急ぐに連れて段段と更にお腹が痛くなり出したのです。そして早く歩くとその振動で漏れそうになる

し、どうやら道にあるこの状態では家まで持ちそうに無いと思った僕は途中のスーパーのトイレに立ち寄る

ことにしました。

 店に入ってみると恨めしい事に何故かこんな時に1階にトイレがなく2階までのエスカレーターをゆっくりし

かし急いで上がるとトイレに急ぎました。トイレに近づくに連れてますますお腹の調子が悪くなってきます。

 もう限界かもと思いながらも何とか必死の思いで我慢をしていました。で、なんとかトイレに間に合って開

いている個室に入りドアを閉めた途端に又ますます我慢の限界が来てもう肛門から漏れそうになって、オム

ツの腰紐を慌てて外そうとするのですが、普段なら何とも無い事が慌てれば慌てるほど出来ないのです。も

う冷や汗がびっしょりでもう肛門からあふれ出てしまいそうで、カバーのホックを外す暇も無くもうすこしでオ

ムツを外して腰を落とせたのにそのもうわずかの時間が我慢し切れずにとうとうトイレの中でしかも便器の

上に腰を落としながら間に合いませんでした。

 そのために一瞬手が止まりましたけど、今度は慌ててまたオムツカバーのホックを留めに掛かりました。

 オムツカバーの下のスナップを一つだけ外していたのでそこからウンチが漏れだすのではと思ったからで

す。

 そしてオシメにウンチを漏らしながら今度は、ママの言う通りにオムツを当てて置いて良かったと考えてい

ました。

 ウンチが今度こそ出終わったと思うと今度はオムツを外さなければなりません。両足を開き気味にしなが

ら再度オムツカバーのスナップボタンをゆっくりとひとつづつ外し始めました。

 オムツカバーの中羽根は留めたままで、前宛てを前に開いて覗いてみると思ったほどにはウンチは出て

いませんでしたけど、ゆるゆるのウンチで股の所全体が汚れていました。それでそっと床にウンチが落ちな

いように気を付けながら中羽根も外すとそっとオムツカバーをオシメと一緒に外しました。

 汚したオシメの状態を見てみると流石に10枚のオシメですから汚れているのが上の方だけだと思っていま

したが、ゆるゆるウンチの為かほとんどのオシメが汚れていました。でも外側の1枚と横当ての2枚は何と

かもう一度使えそうでした。オムツカバーの股の所のギャザーにも少しウンチが付いていましたが、オシメ

の汚れていない部分でふき取りました。そして股当てオシメの汚れの少ない1枚で自分のお尻や股間を綺

麗に拭いた後、トイレットペーパーでもう一度拭来ました。そして汚れていなかった横当てオシメを股当てオ

シメにしてオムツカバーの重ねると自分のお尻に立ったままで何とか当てました。先ほどまで10枚のオシメ

に守られていたお尻が急にたった2枚のオシメになった為に何となくお尻が寂しい感じがしましたが仕方あり

ません。

 自分のお尻の方がなんとか方が付くと今度は汚したオシメの方です。トイレの水を流しながら汚れたオシ

メをまず水洗いしました。便器の中にオシメを入れて流れないように手で持ちながら何度か水を出し、何度

かオシメの向きを変えているうちにオシメのウンチの汚れも何とか落ちてきました。そしてこのくらいかなと

思った時に頑張ってオシメを絞りました。その次にバッグの中を探してたまたま入っていたスーパーのショッ

ピング袋の中に便器で洗ったオシメを絞って入れると袋の口をぎゅっと絞ってバッグの中にしまいました。

 後はもう一度個室の中を見まわして忘れ物が無いかをチェックすると個室の外のトイレの中の様子を伺っ

て他に人のいないのを確認してから個室を出ました。今度はオシメが2枚だけですから先ほどほどズボンの

膨らみも気にならず、でも突然のウンチおもらしが突然また来ないかと少しまたどきどきしながらスーパーを

出て家路に付きました。

 家に帰ると早速オシメとオムツカバーを新しい物と交換をしました。1人でオムツ交換しながら先ほどのベ

ビープレイショップの続きの気分でゆかりママにオムツを交換してもらって入る事を想像しながら1人でオシ

メを交換しました。

 そして先ほどウンチで汚れたオシメを取りだすともう一度水洗いをしてからオムツカバーと一緒に洗濯機

で洗濯をしました。初めてのベビープレイと帰りのスーパーのトイレでのオモラシは僕にとって刺激的でし

た。

 最も一番刺激的だったのは、電車の車内での出来事だったんですけど。

 帰りの電車でオムツを当てている事が知らないおばさんに知られてしまった事スーパーのトイレでオシメ

の中に再度ウンチのオモラシをしてしまった事等予想外の事があってかなり慌ててしまいましたけど、後か

ら考えても本当にどきどきするような楽しい事ばかりでした。

 翌日は休日の土曜日でゆっくりとまた赤ちゃん生活を楽しみます。それまでに汚したオシメやオムツカバ

ーを洗濯して、ベランダに干し並べたたくさんのベビー柄の布オシメやカラフルなオムツカバーが明るい太

陽の光りに照らされまた南風に拭かれて軽くれているそんな光景をオムツ姿で自分のベビーベッドの上か

ら眺めるのも楽しい物です。

 これで直側にママがいてオッパイでも飲ませてくれたら、そしてそのママが妻ならそれこそ言う事は無いの

ですが。

 ところがその次の日曜日の昼にとんでもない事が起こったのです。

 いつものように前日に汚したオシメとオムツカバーを洗濯してベランダに干した後、これもいつものように

オムツ姿に大きめのスエットパンツを履いてお昼の買い物に出掛けたのです。

 この時は前日のたくさんのオシメにちょっと勇気づけられて、でもちょっとお尻の膨らみを気にして8枚の

布オシメを当てて出掛けました。

 そして自宅のマンションからゆっくり歩いて10分たらずの所にある大型スーパーへ買い物に行きました。

このマンションを決めた時にはこんな近くに大型のスーパーがあるなんて知らなかったんです。それは丁度

駅に行く方向とは逆方向の為に普段駅とマンションの往復しかしていない僕が気が付かなかっただけなん

ですが。 でもある日曜日に暇にまかせてぶらりと散歩に出掛けた時に、人通りの多い道をたどって歩くうち

にたまたま見つけて食品から衣料品を含めてなんでも、さらに本屋まであるので結構それからは重宝して

いたんです。

 スーパーで一通りの買い物をしてからちょっと建物の影になって人通りの少ないベンチを選んで座ると、

買物袋から今買ってきたばかりのアイスクリームをなめ始めました。少し離れた小さな幼児用の遊び場では

若いママさん達が乳母車を止めてよちよち歩きの赤ちゃん達を遊ばせていました。

 実は、その光景をずっと見ていたらそのうちにオムツ交換でもするかなと下心を持ちながら見ていたんで

す。

 僕がベンチに座ってそんな事を考えながらアイスクリームを食べていると、道の掃除をしながらベンチの

側に置いてあるゴミ箱へやってきたお掃除のおばさんがいたのです。僕はそんな事には全く気にも止めて

ずにママと赤ちゃん達を見ていました。

 おばさんも下を向きながら掃除をていたし、所が僕の座っていたベンチの下にたまたまタバコの吸殻が捨

ててあったのですが、清掃のおばさんがその吸殻を掃除しようと僕の直側までやってきんです。そのおばさ

んがふと顔を上げた時にそのおばさんの顔を見て僕は一瞬固まってしまいました。何故ならその清掃のお

ばさんはなんと一昨日ベビープレイの帰りの電車の中で僕のお尻に掴まってオムツを当ててるのねと言っ

たあのおばさんだったんです。

 僕が気づいたと同時に流石におばさんの方も直にあの時の僕だと気が付いた様で、おもわずおばさんの

口からも、僕の顔を見たと単にあっと声を出しました。そしておばさんの口からは続けてあの時のオムツ

の・・・、と言う言葉が出てきたのです。

 僕も始めはしらんぷりをしておこうかとも思ったんですが、おばさんの口から再びオムツと言う言葉が出て

は流石に逃げ出すわけにも行かず、いざとなったら病気で仕方なくいつもオムツを当てていると言う事で突

っ張るしかないと思い覚悟を決めるとおばさんに挨拶を返しました。