育て直し |
|
僕は、スポットライトを浴びて部屋の中に作られた小さな舞台の上に立たされていました。 |
伊豆にある、ある個人資産家の別荘で開催されている、秘密オークションです。 |
オークションの主催者は、都内のSMクラブのオーナーで、今年35歳になる美人ミストレスです。 |
お金持ちが集まり、お気に入りの奴隷やペットを、セリをして買っているのです。 |
今日の商品は、『アダルトベビー』でした。 |
5人のベビー達の性別は、男の子4人(内、女装子2人)女の子1人。 |
それぞれ可愛いベビー服を着せられ、タップリ当てられた布オムツ(20枚!)で、お尻をモコモコにして登場します。 |
出番前にクラブのママに、哺乳瓶でミルク(利尿剤入)を飲まされているのです。 |
授乳シーンは、ビデオカメラで撮られセリの初めにモニターに流されます。 |
順番にセリが始められていきます。 |
利尿剤効果で、ベビー達はセリが始まると直ぐに、オシッコが我慢できなくなっていました。 |
口にはおしゃぶりを加えさせられて、自分から外さないように、固定されているので、言葉を喋ることはできないので、オシッコを我慢して 間は『アウゥ、ンッ、アァンッ……』と、言葉にはちょっとなりません。 |
そのうちに限界が来て、セリの最中にお客の前でお洩らしが始まり、布オムツをグッショリと濡らしてしまいます。 |
5人とも、セリの最中にお洩らしした罰として、舞台の上でのおむつ交換をされて、赤ちゃん同様にツルツルにされた股間を晒してのおむつ交換 です。5人は、それぞれ新しいママやパパが決まって、明日からは、新しいママやパパの所での赤ちゃん生活が始まることになりました |
僕には、お母さんの思い出がありません。 |
一番古い記憶を辿っても、お母さんの顔は浮かんでは来ません。 |
僕は、おばあちゃん家で育てられました。 |
父も、仕事が忙しいのかほとんど会いには来ませんでしたが、お金だけは毎月送金してくれていたようです。 |
大学に合格して、おばあちゃん家を離れ、一人暮らしをするようになっていました。 |
ふと、した時に考えることがありました。 |
それは、お母さんのことでした。 |
どんな人だったのだろう? |
優しい人かな? |
きれいな人かな? |
写真もありませんので、想像の中のお母さんは、どんどん美化されているのです。 |
お母さんに甘えたい! |
お母さんに抱きしめて欲しい! |
お母さんに『よし、よし……』と、頭を撫でられたい! |
小さな幼児のようになって、甘えてみたい! |
赤ちゃんのように、優しくあやして欲しい! |
いろいろな思いが、どんどん湧いていました。 |
そんな時、テレビの深夜番組でちょっとエッチな番組の中で、紹介されていた倶楽部に興味をそそられました。 |
様々なSMクラブの中の1つでした。 |
『貴方も、優しいママに甘えてみませんか?』 |
赤ちゃんプレイの紹介で、赤ちゃんになって優しいママからお世話されて、甘えていられると、紹介されていたのでした。 |
『お世話されて、甘えていられる赤ちゃんプレイ』 |
僕は、大変気になっていました。 |
ネット検索すると、たくさんの倶楽部で行われているようです。 |
その中の1つのクラブに行ってみることにしました。 |
こうゆう風俗店としては、長く続いているお店のようです。 |
SMプレイのクラブというより、赤ちゃんプレイやフェチプレイを中心にしたことが良かったようです。 |
僕は、初めての風俗体験なのを言って |
相手に任せることにしました。 |
プレイの希望を聞かれると、 |
『とにかく、甘えたいこと。優しくあやして欲しいこと。』 |
などを伝えて、お願いしました。 |
布オムツにおむつカバーを当てられ、ベビー服に涎掛けまで当てられて、哺乳瓶でミルクを飲まされながら、ママ役の女性から赤ちゃんのように 話し掛けられ、あやして貰いました。僕は、初めての赤ちゃんプレイに、大変満足していました。 |
性器や股間を包む、おむつの感触にはまってしまった自分に、気がついていました。 |
1ヶ月もすると、いろいろなアダルトベビーグッズが揃っていました。 |
布オムツやおむつカバーは勿論、ロンパース、ベビードレス、涎掛け、おしゃぶりから哺乳瓶まで、ベビー量販店やデパートのベビー用品コーナー に、良く行っては気に入った物があると、買うようになっていました。 |
マンションの部屋の中では、いつもおむつを当てて赤ちゃんになって、過ごすようになり、時にはお洩らしでおむつを濡らすこともするように なりました。 |
そんなある日、父が亡くなったという連絡がありました。 |
葬儀の後、兄に別室に呼ばれて行きました。 |
兄と言っても、母親は違いますし年齢も20歳以上も離れた兄です。 |
小切手を渡され、今後は一切関係を持たない。 |
そう言われました。 |
僕の方も、これまでほとんど、つき合いの無かった兄弟ですから、承知して帰ってきました。 |
小切手の額面は、見てビックリ! |
なんと、5千万円です。 |
ありがたく貰っておくことにしました。 |
お金は手に入りましたが、いままで通りにアルバイトはしていましたが、これまで気になっていた、『赤ちゃんプレイ倶楽部
ファンタジー』に、 入会することにしました。ファンタジーは、高級倶楽部のようです。 |
入会金も高く、年会費も取られます。 |
プレイ料金は、普通のクラブと其ほど変わらないみたいですけど。一度、プレイに行ってみました。 |
六本木ヒルズに近い、五階建てのビルの中に、ファンタジーはありました。 |
一階は、コンビニですが、二階から上はすべて、ファンタジーも所属するSMクラブのようです。 |
二階が総合受付で、三階から上がプレイルームのようです。 |
三階と四階は、サド、マゾルーム。そして五階が赤ちゃんルームと女装ルームでした。 |
部屋は、明るく赤ちゃんルームそのものです。ただし、サイズは違いますけどね。 |
ベビーベッドも、大人が手足を伸ばせる大きなものです。 |
シャワーを浴びていると、ママの声がしました。 |
「ぼくちゃん、フキフキしてあげるから、裸ん坊で出てらっしゃい」 |
僕は、股間を手で隠しながらママの前に立ちました。 |
「赤ちゃんは、恥ずかしがらないの!ママには、全部見せていいのよ。」 |
バスタオルで全身を拭かれ、首の回りにはシッカロールを叩かれました。 |
ベビーベッドの柵がたたまれ、僕は、裸のままベッドに横になりました。 |
枕の左右には、キティちゃんとスヌーピーのぬいぐるみが置いてありました。 |
ママは、ベッドの側に置いてある籠から、おむつカバーと布オムツを取り出すと、僕に見えるようにしながらセットしながら、布オムツの柄や おむつカバーの柄を、赤ちゃん言葉で話し掛けてきます。 |
「象さんとライオンさんの布おむちゅよ!可愛いでしょ! おむちゅカバーにも象さんがいるわよ。僕ちゃんは象さん、好きかなぁ?」 |
僕は、なんと言っていいのか解らず、黙っていました。 |
「僕ちゃん、恥ゅかしいのかな?赤ちゃんだから、おむつ、いっぱい汚してもいいのよ。」 |
ママは、僕の両足首を掴むと赤ちゃんのおむつ替え同様に持ち上げました。 |
お尻の穴まで無防備にさらされて、お尻が浮くとセットしてあったおむつを、素早く滑り込ませました。 |
合計、20枚もの布オムツを当てられて、本物の赤ちゃんのようにがに股になり、最早、どんなことをしても両足は閉じることは出来ません。 |
おむつを当て終えると、可愛いベビー服を着せられました。スモック風のベビー服で、おむつカバーが半分以上も見えています。 |
象さんのアップリケが付いたよだれ掛けを当てられて左右に付いた紐が背中で結ばれました。 |
両手にミトン、両足には、左右に小さなボンボンが付いたベビーソックスを穿くと、大きな赤ちゃんの完成です。 |
「さぁ、出来た! とっても可愛いわよ。僕ちゃん! オッパイ作ってくるから大人しく待っててね」 |
ママが部屋から出て行くと、僕は、等身大の大きな鏡に自分の姿を写してみました。 |
ベビー服を着て、胸にはよだれ掛け、布オムツで大きく膨らんだお尻が、ベビー服から半分以上も見えています。 |
自分でも、可愛いと思いました。 |
もともと、丸顔で童顔な自分に赤ちゃん姿は、良く似合って見えます。 |
「僕ちゃん、お待ちどう!」 |
ママは、そう言いながら戻ってくると、絨毯に横坐りになって、 |
「ここに、いらっしゃい。」 |
自分の膝を軽く、ポンポンと叩きました。 |
ママの膝の上に頭を載せると、ママの大きな乳房越しに、優しく微笑むママの顔がありました。 |
「さぁ、オッパイ飲みまちょうね。おいちいわよ。」 |
僕は、喉が渇いていたこともあって、哺乳瓶の乳首を夢中になって吸っていました。 |
あっという間に、哺乳瓶は空になっていました。 |
「僕ちゃん、オッパイ飲むの、上手ねぇ! じゃあ、オッパイも飲んだし、お散歩に行きましょう」 |
「えっ………???」 |
僕はビックリして、ママの顔を見つめていました。 |
「ほんとの、お外じゃないわよ。他のママやお姉さん達に、僕ちゃんを見せてあげたいのよ。だって、僕ちゃんがとっても可愛いんだ もの!」 |
「でも…………」 |
僕は、ママ以外の人に見られるなんて、思ってもいませんでした。 |
「さぁ、行きましょうね。みんなに可愛いベビー姿を見て貰いましょう。」 |
僕に、おしゃぶりをくわえさせるとミトンに包まれた手を引いて、室外に連れ出しました。 |
最初に、倶楽部のお姉さん達(勿論、女王様やM女の人です)が待機している部屋に、連れていかれました。 |
部屋に入ると、ママがみんなに言いました。 |
「みなさん、大変可愛い赤ちゃんを紹介しますね。恥ずかしがりやだけど、可愛いがってくださいね。」 |
僕は、ママの後ろに隠れるように立っていました。 |
お姉さん達が、一斉に僕を見ました。 |
「ママに隠れてないで、お顔を見せて!」 |
「ホント、可愛い赤ちゃんね!」 |
「ベビー服、良く似合っているわよ!」 |
等と、口々に言ってくれました。 |
ある女王様が、 |
「僕ちゃん、こっちにいらっしゃい」 |
と、声を掛けてきました。 |
ママが、 |
「ほら、僕ちゃん。呼んでいるわよ」 |
部屋の奥のソファに座っている女王様の所へ、歩いて行きました。 |
しかし、普通には歩けません。 |
20枚もの布オムツを当てられているですから。がに股になり左右の足は、当然ながら外側に出ます。 |
赤ちゃんのヨチヨチ歩き、そのものです。おしゃぶりをくわえて、おむつで |
大きく膨らんだお尻を左右に振りながら、顔を赤らめながら歩いて行きました。 |
その様子を見て、 |
「キャァ!可愛い!ホントの赤ちゃんみたい」 |
みんなに、可愛いがられている間に、だんだんとオシッコがしたくなっていました。 |
どうしようか、迷いながらママの顔を見つめていました。 |
ママは、側にいるM女さんとお話していました。 |
チラッと、僕の方を見て、僅かに笑ったように見えます。 |
僕は、ママの所に戻ろうとして振り向き、右足を出した瞬間に何かにつまずいて、転んでしまいました。 |
「アッ、アッ……」 |
と、声が出て転んだ拍子にオシッコがおむつを濡らし始めていました。 |
僕は、転んだまま動くことが出来ませんでした。 |
利尿剤効果もあって、オシッコが止まりません。布オムツがどんどん濡れていきます。 |
「僕ちゃん、ほら、たっちして。」 |
ママが、僕に近づきながら言いました。 |
僕は、自然に涙が出ていました。 |
「あら!僕ちゃん、どうしたの?涙なんか流して……」 |
僕は、泣き声こそ出しませんでしたが、涙が止まりませんでした。 |
「あら、もしかして僕ちゃん、チッチが出ちゃったのかな? お洩らししちゃったんじゃない?」 |
僕は、涙を流しながら小さく頷きました。 |
「やっぱり、チッチ出ちゃったのね。 |
僕ちゃんは、赤ちゃんなんだからおむつにお洩らしするのは、当たり前よ。 |
じゃあ、お部屋に帰ってオムツ、取り替えましょ。」 |
ママに手を引かれて、やっと立ち上がりました。おむつカバーの裾からママが指を入れてきました。 |
「まぁ、ぐっしょり! たくさんお洩らししちゃったみたいね。さぁ、お部屋に行って、取り替えましょ。」 |
僕は、ぐっしょり濡れて、重くなったおむつを股間に感じながら、ママに手を引かれてヨチヨチ歩きで部屋に戻ってきました。 |
マンションの自室で、今日のプレイを思い出していました。 |
ママだけじゃなく、その他の人達にも自分の赤ちゃん姿を見られることは、非常に恥ずかしい反面、その恥ずかしさが快感に繋がって いることに気がついていました。 |
大人なのに、赤ちゃんみたいにたくさんのおむつを当ててお洩らしをして、それを他人に見られたり、知られてしまう……… |
恥ずかしいことこそ、快感に繋がっていることに、気がついた一日でした。 |
僕は、もう、この呪縛からは逃れられないと、悟っていたのでした。 |
帰りにママが、僕に言いました。 |
「今度、来たときは、もっともっと赤ちゃんらしくなろうね!」 |
僕は、良く分からないまま帰りました。 |
“もっともっと、赤ちゃんらしくって……?どんなことなんだろう? |
マンションの部屋が、だんだん赤ちゃんの部屋みたいになっています。 |
可愛いぬいぐるみが置かれ、明るい色彩の家具の中に、おむつカバーや布オムツがどんどん増えています。 |
“ピンポーン、ピンポーン” |
「宅急便で~す」 |
最近、通販でベビーグッズ等を良く購入するようになっていました。 |
今、届いたのは天井から吊るすやつ。 |
そう『オルゴールメリー』です。 |
さっそく、天井から吊るしてみました。 |
軽やかな音色と、色とりどりな小鳥などが、優しくくるくると回り、自然と癒されていきます。 |
いつの間にか眠っていました。 |
赤ちゃんのように、オルゴールメリーの優しい音色に誘われて、眠ってしまったみたいです。 |
目が覚めたとき、尿意を感じていました。 |
この頃は、力むことなく自然にお洩らしが出来るようになっています。 |
前回のプレイから1週間後、再び、ファンタジーを訪れました。 |
「いらっしゃい、僕ちゃん。今日はもっと可愛い赤ちゃんになろうね!」 |
僕は、黙って頷いていました。 |
シャワーを浴びてから、ベッドに横になっていると、ママがおむつやロンパースを持ってきました。 |
僕は、ママに聞きました。 |
「もっと、可愛い赤ちゃんになるって……⁉」 |
「僕ちゃんは、ホントの赤ちゃんになりたいんでしょう?」 |
「うん。」 |
「だったら、ここのお毛々、剃っちゃいましょ。ホントの赤ちゃんには、何処にも生えてはいないんだから」 |
僕は、毛の無いオチンチンを想像していました。 |
小さく頷くと、ママはニッコリ微笑んで部屋を出て行くと、洗面器などを持ってきました。 |
「ハイ、お手手バンザイして」 |
両手をバンザイすると、ママはシェービングクリームを腋の下に塗り、カミソリであっという間に剃っていきました。両腕、両足も、 またたく間に生えていた毛は無くなり、ツルツル、スベスベになっていました。 |
「じゃあ、いよいよね。ホントの赤ちゃんになれるわよ。」 |
ママは、大事な所を傷つけないように慎重に剃っていきました。 |
オチンチンからVゾーンが、ツルツルになり、両足を抱えるように言われて恥ずかしいアナルがまる見えになり、アナル周辺も剃りあげ られると、首から下には一本の毛も存在していませんでした。 |
「はい、おわり。ホントにツルツル、スベスベになって、赤ちゃんと一緒よ!」 |
僕は、首を持ち上げて股間を見つめていました。 |
元々、其ほど大きくはないし、包茎ですからツルツルの所に見えたのは、赤ちゃんとほとんど変りがありませんでした。 |
「可愛いでしょ? 永久脱毛してる人もいるのよ」 |
さっそく、おむつを当てて貰いました。 |
いままでの感じと全然違っていました。特に、性器の回りは優しく包まれて、いままで以上に布オムツの感触がダイレクトに感じられる ようになったと思いました。 |
しかし、剃毛しての最大の喜びを、次に感じたのです。 |
おむつの中にお洩らしした時、布オムツに吸収されなかったオシッコが、剃毛されてツルツルの股間を流れた瞬間 |
に、言い様のない感覚に襲われ、快感が全身に走ったのでした。 |
何と表現したらいいか…… |
いままでには感じたことがない快感に全身が震えていました。 |
次の日から全身脱毛をしてくれる所をネットで探しました。 |
半年後には、赤ちゃんのようにツルツル、スベスベに変身できると思います。 |
赤ちゃん生活も、そろそろ一年近くなっていました。 |
月一回位の割りで、ファンタジーに通ってプレイは続いていました。 |
首から下には一本の毛も生えてはいません。 |
本当の赤ちゃんと寸分の違いもありません。身体の大きささえ問わなければですがね。 |
先日、ファンタジーのママにオークションに出てみないかと、言われています。 |
ベビーペットとして落札されると、その方の赤ちゃんとなって一年間の間、生活することだそうです。 |
今月中に返事が欲しいと、ママには言われています。 |
ただし、僕の場合は普通のオークションではなく、もう落札者は決まっているらしいのです。 |
40代後半の優しそうなお母さんだそうです。 |
僕は、迷っています。 |
いままでの生活には余り未練はありませんが、一再の関係を遮断してベビーペットの生活に、当然ながら不安があります。 |
しかし、赤ちゃんとしての生活に大変な魅力を感じている自分がいることを |
知っていました。 |
次の日、ファンタジーのママに電話で |
オークションの参加を承諾しました。 |
オークション当日はやはり落ち着きませんでした。 |
他のベビー達のオークションが終り、僕の順番が来ました。 |
ステージの中央に立たされ、スポットライトを浴びます。 |
眩しさの為、客席の様子は解りません。 |
他のベビー達と同様、利尿剤効果のせいでオシッコは我慢出来ませんでした。 |
ステージの中央に寝かされて、おむつ交換され、大勢の人達にツルツルの股間や本物の赤ちゃんと大して変わらない小さなオチンチン も、見られてしまいました。 |
恥ずかしさで全身が熱くなるのを感じていましたが、恥ずかしさ以上に見られている快感のようなものも同時に感じていました。 |
オークションが終り、新しいママに引き合わされました。 |
「今日から貴方のママになれて、とっても嬉しく思っているのよ。たくさん甘えてくださいね。」 |
新しいママは、ほほえみながら優しく言ってくれました。 |
迎えの1BOXカーに乗せられてママの家に向かいました。 |
「ごめんなさいね。家までは我慢してね。」 |
ママはそう言うと、リアシートを倒し僕を寝かせると、目隠しをして手枷足枷をしてしまいました。 |
ビックリしていると、ママはおしゃぶりをくわえさせてくれました。 |
もう一時間近く走っていると思いました。 |
目隠しをされているので、どの方向に向かっているのか、まったく解りません。 |
やっと車は止まりました。 |
「さぁ、僕ちゃん。お家に着きましたよ。」 |
手枷足枷を外してもらい、目隠しも取ってくれました。 |
大きなお屋敷のようです。 |
ママに手を引かれて、玄関に向かって歩きます。 |
走っている間に、おむつを濡らしていたために、より一層ヨチヨチ歩きが強調されていました。 |
ママと一緒に玄関に入ると、そこには年配の女の人が立っていました。 |
「おかえりなさい。奥様。」 |
「ただいま。千代さん。可愛い赤ちゃんでしょう? よろしくね。」 |
僕は、うつ向いて真っ赤になっていました。 |
リビングルームに入り、それぞれが紹介されました。 |
ママは、早苗さん。 |
お手伝いの千代さんに、車の運転をしてくれた由貴子さんもお手伝いさんだそうです。 |
ママは、未亡人で40代後半、千代さんはもうすぐ60才に、由貴子さんは二十代で僕より3歳年上です。 |
「僕ちゃんのお名前も二人に紹介しましょうね。」 |
「僕ちゃん、お名前は?」 |
由貴子さんが、僕の顔を覗き込むようにしながら言いました。 |
「………友紀…です。」 |
「そう、友紀ちゃんね。友ちゃん、よろしくね。」 |
千代さんも僕の顔を覗き込むようにしながら言いました。 |
「友紀ちゃん、もしかしたらおむつ、 |
濡れているんじゃない? 濡れたままにしていると、おむつかぶれになってしまうわよ。」 |
僕は、三人に見つめられて何も言えずにうつ向いてしまいました。 |
「じゃあ、ベビールームに行きましょう。」 |
部屋の扉にはピンクのプレートが掛かっていました。 |
『赤ちゃんのお部屋』 |
と、書かれています。 |
部屋に入ってビックリ❗ |
そこはまさしく赤ちゃんのお部屋です。 |
アニメ柄の壁紙、柔らかそうな床、ビッグサイズのぬいぐるみ多数、天井からはオルゴールメリー、その下にはもちろんベビーベッド があります。 |
「さぁ、ベッドにおネンネしてね。」 |
三人に見られながら、大きなベビーベッドに寝かされました。 |
「記念すべき最初のおむつ交換だから |
ママが交換してあげますからね。」 |
ママが、ロンパースの股間のホックを外しながら、千代さんにベッド脇にセットして積み上げられているおむつを取ってくれるように 言った。 |
三人の女性たちに見つめられながらのおむつ交換に、僕は大変な羞恥心を感じていました。 |
しかし、その一方では大きな歓びも同時に感じていたのでした。 |
赤ちゃん同様のツルツルの股間をさらし、両足首を持ち上げられお尻の穴まで見られているのです。 |
ママは、子供を育てた経験があるのか、おむつの当て方は一級品でした。 |
僕は、日に日に幼児退行が加速されていました。 |
おむつは、自然と濡れていました。 |
ある時は千代さんに、また、由貴子さんにもおむつ交換をされるのが自然となっていました。 |
今日も、柔らかな日差しが庭にあふれています。 |
裏庭の物干場では、千代さんがたくさんの布おむつやベビー服を干しています。 |
それを見ながら由貴子さんに抱かれて哺乳瓶でミルクを飲んでいました。 |
ママは、お仕事?があるのか、昼間はお出掛けして夕方6時頃に帰って来ます。 |
帰ると、すぐに僕の顔を見に来ます。 |
由貴子さんが用意した哺乳瓶でミルクを飲ませてくれます。 |
たまに、ミルクを飲んでいる間におむつが濡れてしまう時があるんですけど、ママは僕がお洩らししたことに、すぐに気が付き、嬉し そうな顔をしながらおむつ交換をしてくれます。 |
ママにおむつ交換をされている時、何故か懐かしさを感じています。 |
本当の赤ちゃん時代の記憶は、もちろんありませんが、今のように足首を持たれてのおむつ交換が、本当のおむつ交換だと思っています。 |
目の前のママの笑顔が、もちろん大好きです。 |
毎日、毎日、ママの赤ちゃんとなってそろそろ約束の一年が近づいて来ました。 |
僕は、もう、ママや千代さん、由貴子さんの居ない日は、考えられなくなっていました。 |
「友ちゃんは、幾つになったらおむつ取れるのかなぁ?」 |
由貴子さんは、からかうように言います。 |
僕は、もう一生おむつの取れない赤ちゃんで居たいと思います。 |
ママが、哺乳瓶でミルクを飲ませながら呟きました。 |
“育て直し………ね。” |
生涯、おむつの取れない赤ちゃんとしての育て直しである。 |
目の前のママは、20年前に姿を消した、本当のママだとは夢にも思わない友紀だった。 |
おわり |